2016.08.20
日頃、「達人シリーズ」をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
「相続税の達人(平成28年分以降用)」の提供予定日が決定しましたので、お知らせいたします。
本プログラムでは、最新の税制改正に対応するだけでなく、新たな機能改善も予定しています。
公開プログラムバージョン
相続税の達人(平成28年分以降用)
プロダクトバージョン(1.0.0.0) / メンテナンスバージョン(1.00.0000)
※データベースを新規作成する必要があります。
提供予定日
平成28年9月中旬
1.税制改正による変更
(1) 対応帳票の新規追加
「第4表の2 暦年課税分の贈与税額控除額の計算書」を対応帳票に新規追加します。
(2) 帳票の新様式への対応
「第4表 相続税額の加算金額の計算書/暦年課税分の贈与税額控除額の計算書」の新様式に対応します。
(3) 対応帳票の削除
「第4表の付表 相続税額の加算金額の計算書付表(措置法第70条の2の3第10項第2号に規定する管理残額が
ある場合)」を対応帳票から削除します。
(4) 画面の変更
上記「(2)帳票の新様式への対応」において個人番号又は法人番号に対応することに伴い、以下の画面に[個人番号]
又は[法人番号]を追加します。
(画面)
・ 新規作成/基本情報の登録
・ 相続人の新規登録/変更
2.社会保障・税番号制度(マイナンバー)による変更
(1) [新規作成/基本情報の登録]画面の変更
[新規作成/基本情報の登録]画面において、以下を変更します。
① [個人番号]の追加
・ マイナンバーを登録できるよう、[基本情報]タブに[個人番号]を追加します。
② ハイフン(-)区切りへの対応
・ [個人番号]を自動でハイフン(-)で区切ることに伴い、以下のタブにある[利用者識別番号(e-Tax)]も
自動でハイフン(-)で区切るよう変更します。
(タブ)
・ 基本情報
・ 税理士情報
③ エラーチェック機能の追加
・ [個人番号]において、想定外の番号の場合はエラー画面が表示されるよう、チェックデジットを使用した
エラーチェック機能を追加します。
(2) [相続人の新規登録/変更]画面の変更
[相続人の新規登録/変更]画面において、以下を変更します。
① [法人個人区分]の追加
・ マイナンバーを登録できるよう、[基本情報]タブに[法人個人区分]を追加します。
② [法人番号][個人番号]の追加
・ マイナンバーを登録できるよう、以下の項目を追加します。
(法人個人区分/項目)
・ 法人/法人番号
・ 個人/個人番号
③ エラーチェック機能の追加
・ [法人番号][個人番号]において、想定外の番号の場合はエラー画面が表示されるよう、チェックデジットを
使用したエラーチェック機能を追加します。
(3) 帳票の様式の変更
社会保障・税番号制度(マイナンバー)に対応している以下の帳票に、[法人番号][個人番号]を追加します。
(対応帳票)
・ 第1表 相続税の申告書
・ 第1表(続) 相続税の申告書(続)
・ 第1表の付表1 納税義務等の承継に係る明細書(兼相続人の代表者指定届出書)
・ 第1表修正申告書 相続税の修正申告書
・ 第1表(続)修正申告書 相続税の修正申告書(続)
・ 更正の請求書
・ 相続税延納申請書
・ 相続税物納申請書
(4) 個人番号のインポート/エクスポートの追加
個人番号をインポート/エクスポートできるよう変更します。
※ インポートの場合のみ、「データ管理の達人」からもインポートができます。ご利用の場合は、別途ご契約が必要です。
(5) 「データ管理の達人」との連携(「データ管理の達人」ご契約の方限定)
「データ管理の達人」とあわせてご利用いただくと、より細やかな設定ができ、より安全にお使いいただけます。
① セキュリティの強化
・ 「達人Cube」の利用者の権限と、「データ管理の達人」の権限設定により、[個人番号]の変更や閲覧、表示の
有無を設定できるよう対応します。
・ セキュアデータ機能に対応します。
・ アクセスログにおいて、[個人番号]の閲覧有無がわかるよう対応します。
・ LAN(ネットワーク)で接続しているデータベースだけでなく、自分のコンピュータ(ローカル)にあるデータベース
への接続も、アクセスログに記録するよう変更します。
② [個人番号]の非表示対応
・ 画面上では[個人番号]はアスタリスク(*)で表示するよう対応します。以下のプログラムの権限設定において
許可されている利用者のみ、[個人番号]にカーソルがある場合に番号を表示できます。
※ [新規作成]画面では、権限設定に関係なくアスタリスク(*)で表示します。
(プログラム)
・ 達人Cube
・ データ管理の達人
・ 印刷をすると、[個人番号]はアスタリスク(*)で印字するよう対応します。入力した[個人番号]を印字する場合は、
以下のプログラムの権限設定において許可されている利用者のみ、[帳票の一括印刷]画面に追加した[F7/個人番号]
ボタン又は[個人番号印字設定]ボタンをクリックして表示される[個人番号印字設定]画面で[印字する]を選択
すると印字できます。
何も印字しない場合は、[F6/印刷項目]ボタンをクリックして表示される[印刷項目の選択]画面において、
[個人番号]のチェックを外します。
※ 帳票画面からの印刷は、権限設定に関係なくアスタリスク(*)で印字します。何も印字しない場合は、
[印刷項目]ボタンをクリックして表示される[印刷項目の選択]画面において、該当の項目のチェックを外します。
また、控用は常に空欄となります。
(プログラム)
・ 達人Cube
・ データ管理の達人
・ [帳票の一括印刷]画面-[出力対象]で[ファイル(PDF形式)]を選択している場合、パスワードを付与できるよう
対応します。[設定]ボタンをクリックして表示される[設定]画面でパスワードを設定します。[個人番号]を含む
帳票において[個人番号印字設定]画面で[印字する]を選択している場合は、パスワード設定が必須となります。
③ データの相互反映
・ 「データ管理の達人」で登録した以下の情報を参照/反映できるよう対応します。
以下のボタンをクリックして反映させます。
(情報/ボタン)
・ 事業者情報/[新規作成/基本情報の登録]画面-[基本情報]タブにある[事業者一覧]ボタン
・ 個人番号/[新規作成/基本情報の登録]画面-[基本情報]タブ-[個人番号]にある[参照]ボタン
・ 個人番号/[相続人の新規登録/変更]-[個人番号]にある[参照]ボタン
また、「相続税の達人(平成28年分以降用)」で登録した情報を「データ管理の達人」に反映もできます。反映させる
ときに使用する[F9/マスター更新]ボタンを、[新規作成/基本情報の登録]画面に追加します。
本対応に伴い、達人Cube「顧問先管理」との連携を廃止します。
・ 「データ管理の達人」の個人番号収集データベースの構造に合わせ、法人個人区分が個人の場合のみ、以下の画面に
[メールアドレス]を追加します。
(画面)
・ [新規作成/基本情報の登録]画面([基本情報]タブ)
・ [相続人の新規登録/変更]画面
・ 「データ管理の達人」と「相続税の達人(平成28年分以降用)」で情報をやり取りする場合に表示される、
以下の画面を追加します。
(画面)
・ 事業者一覧
・ 取込確認
・ 個人番号保有者一覧
・ 個人番号収集目的一覧
・ 「データ管理の達人」から顧問先を選択して、「相続税の達人(平成28年分以降用)」を起動できるよう対応します。
・ 以下の画面から表示できる[検索(フィルタ)]画面において、「データ管理の達人」の事業者データベースに
登録した事業者情報の以下の項目を参照して検索できるよう、[検索(フィルタ)]画面を[検索]タブと
[高度な検索]タブに分けます。
(画面)
・ 開く
・ データ管理
・ 前申告区分データの複写
・ 翌期繰越
・ 旧プログラムデータのコンバート
(項目)
・ 関与開始日
・ 関与終了日
・ 予備1
・ 予備2
・ 予備3
・ 備考
・ 「データ管理の達人」のセキュリティ設定機能を利用して作成したデータにアクセス権限を設定している場合は、
[新規作成/基本情報の登録]画面-[基本情報]タブ-[個人コード]について、一度確定すると[新規作成/
基本情報の登録]画面では変更できないよう対応します。変更する場合は、[データ管理]画面-[プロパティ]
から変更します。
3.機能改善による変更
(1) 特例帳票の作成方法変更
第11表などのツールボタン[特例適用選択]を削除し、クリックして表示される[特例適用選択]画面を削除します。
小規模宅地等の特例の帳票を作成する場合は、第11表の[財産の新規登録/変更]画面で特例のチェックボックスを
クリックしてチェックを付けます。
(2) 一括印刷の変更
以下の帳票において、任意の[財産を取得した人]のみ印刷できるよう対応します。[帳票の一括印刷]画面-
[F5/範囲選択]ボタンをクリックして、印刷する人を選択します。
(対応帳票)
・ 第1表 相続税の申告書
・ 第1表(続) 相続税の申告書(続)
・ 第1表修正申告書 相続税の修正申告書
・ 第1表(続)修正申告書 相続税の修正申告書(続)
(3) データのインポートの変更
中間ファイル(財産評価用)からのインポートを再度する場合、財産コードが重複しているデータについて、
一旦全てのデータを削除してから上書きするのではなく、単純に上書きするよう変更します。
(4) 修正申告時の作成帳票の変更
第11・11の2表の付表1において、修正申告時に作成する帳票を以下のとおり変更します。
(条件/作成帳票)
・ 確定申告時に小規模宅地の特例の適用がない/第11・11の2表の付表1
・ 上記以外の場合/第11・11の2表の付表1(修正申告用)
本変更に伴い、以下を変更します。
① ツールボタンの追加
・ 申告区分が[修正/更正]の場合、以下の帳票画面にツールボタン[帳票切替]を追加し、
様式を切り替えられるよう対応します。
(対応帳票)
・ 第11・11の2表の付表1
・ 第11・11の2表の付表1(修正申告用)
② 前申告区分データの複写の変更
・ 前申告区分データの複写の処理を以下のとおり変更します。
(条件/作成帳票)
・ 第11・11の2表の付表1を作成している/第11・11の2表の付表1(修正申告用)
・ 上記以外の場合/第11・11の2表の付表1
(5) 画面の変更
以下の画面を変更します。
① サイズの変更
・ 以下の画面を拡張します。
また、(※)の画面のみジャンプ機能を追加します。画面上部に追加した入力欄にキーワードを入力して
矢印ボタンをクリックすると、キーワードで検索された顧問先が選択された状態で表示されます。
(画面)
・ 開く (※)
・ データ管理
・ データベース管理
・ 複写元の選択([前申告区分データの複写]画面から表示) (※)
・ 翌期繰越元の選択 (※)
・ 旧プログラムデータのコンバート
② 説明文などの追加
・ 第11表の[財産の新規登録/変更]画面で代償財産を登録する場合、財産が未分割の際は[取得した人]タブに
登録方法を記載するよう変更します。
・ 「財産評価の達人」とデータを連動する場合に必要な連動コンポーネントについての説明ページを、
[データのインポート]画面から表示できるようリンクを追加します。
「達人Cube」にログインした状態でリンクをクリックすると、連動できるプログラムの一覧とマニュアルが
表示されます。
今後も、弊社「達人シリーズ」では、皆様からのご要望を心よりお待ちしております。