2016.09.17
日頃、「達人シリーズ」をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
「所得税の達人(平成28年分版)」の提供開始日が決定しましたので、お知らせいたします。
今回提供の「所得税の達人(平成28年分版)」(Ver:1.0.0.0)では、社会保障・税番号制度(マイナンバー)や
機能改善に対応しています。
平成28年分の税制改正には対応していません。
税制や様式は平成27年分の状態です。
平成28年分の税制改正に対応した「所得税の達人(平成28年分版)」は平成29年1月下旬に提供の予定です。
提供開始日が決定次第、達人オフィシャルサイト(http://www.tatsuzin.info/)の[達人からのお知らせ]及び
達人Cube[インフォメーション]にてお知らせいたします。
公開プログラムバージョン
所得税の達人(平成28年分版)
プロダクトバージョン(1.0.0.0) / メンテナンスバージョン(1.00.0000)
※データベースを新規作成する必要があります。
ダウンロード提供開始日
平成28年10月1日(土)
DVD発送開始日
平成28年10月6日(木)
※「達人シリーズ」パッケージ版をご契約中のお客様へ、DM便にて5日前後で届くよう発送いたします。
1.社会保障・税番号制度(マイナンバー)による変更
(1) [新規作成/基本情報の登録]画面の変更
[新規作成/基本情報の登録]画面において、以下を変更します。
① [個人番号]の追加
・ マイナンバーを登録できるよう、[個人情報]タブに[個人番号]を追加します。
② ハイフン(-)区切りへの対応
・ [個人番号]を自動でハイフン(-)で区切ることに伴い、以下のタブにある[利用者識別番号(e-Tax)]も
自動でハイフン(-)で区切るよう変更します。
(タブ)
・ 申告情報
・ 税理士情報
③ エラーチェック機能の追加
・ [個人番号]において、想定外の番号の場合はエラー画面が表示されるよう、チェックデジットを使用した
エラーチェック機能を追加します。
(2) [家族情報]画面の変更
家族情報の各[個人番号]も登録できるよう、[新規作成/基本情報の登録]画面にあった[家族情報]タブを切り出し、
業務メニュー[家族情報の登録]として独立させます。業務メニュー[家族情報の登録]をクリックすると、[家族情報]
画面が表示されます。
[家族情報]画面において、以下を追加します。
※ 従来どおり、[配偶者、扶養親族控除等]画面と連動します。
① エラーチェック機能の追加
・ [個人番号]において、想定外の番号の場合はエラー画面が表示されるよう、チェックデジットを使用した
エラーチェック機能を追加します。
② [本人個人番号]の連動
・ [本人個人番号]は、[新規作成/基本情報の登録]画面-[個人情報]タブに追加した[個人番号]と
連動するようにします。
(3) [事業専従者の新規登録/変更]画面の変更
[事業専従者の新規登録/変更]画面において、以下を変更します。
① [事業専従者個人番号]の追加
・ マイナンバーを登録できるよう、[事業専従者個人番号]を追加します。
② エラーチェック機能の追加
・ [事業専従者個人番号]において、想定外の番号の場合はエラー画面が表示されるよう、チェックデジットを
使用したエラーチェック機能を追加します。
(4) 個人番号のインポート/エクスポートの追加
個人番号をインポート/エクスポートできるよう変更します。
メニューバー[ツール]に以下のメニューを追加します。
(メニュー)
・ 個人番号一括インポート
・ 個人番号一括エクスポート
※ 1つのデータごとではなく、1つのデータベースに登録してあるデータ全てに対してインポート/エクスポートします。
※ エクスポートの場合は、入力した[個人番号]かアスタリスク(*)かを選択できます。
※ 「データ管理の達人」に対してインポート/エクスポートができます。ご利用の場合は、別途ご契約が必要です。
(5) 帳票の様式の変更
社会保障・税番号制度(マイナンバー)に対応している以下の帳票に、[個人番号]を追加しました。全て電子申告に
対応していないのでご注意ください。
(対応帳票)
・ 死亡した者の所得税及び復興特別所得税の確定申告書付表(兼相続人の代表者指定届出書)
・ 準確定申告書(所得税法第172条第1項及び東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の
確保に関する特別措置法第17条第5項に規定する申告書)
・ 有限責任事業組合の組合事業に係る所得に関する計算書
・ 保険料を支払った場合等の課税の特例の届出書(兼)保険料を支払った場合等の課税の特例の還付請求書
(6) 「データ管理の達人」との連携(「データ管理の達人」ご契約の方限定)
「データ管理の達人」とあわせてご利用いただくと、より細やかな設定ができ、より安全にお使いいただけます。
① セキュリティの強化
・ 「達人Cube」の利用者の権限と、「データ管理の達人」の権限設定により、[個人番号]の変更や閲覧、
表示の有無を設定できるよう対応します。
・ セキュアデータ機能に対応します。
・ アクセスログにおいて、[個人番号]の閲覧有無がわかるよう対応します。
・ LAN(ネットワーク)で接続しているデータベースだけでなく、自分のコンピュータ(ローカル)にある
データベースへの接続も、アクセスログに記録するよう変更します。
② [個人番号]の非表示対応
・ 画面上では[個人番号]はアスタリスク(*)で表示するよう対応します。以下のプログラムの権限設定において
許可されている利用者のみ、[個人番号]にカーソルがある場合に番号を表示できます。
※ [新規作成]画面では、権限設定に関係なくアスタリスク(*)で表示します。
(プログラム)
・ 達人Cube
・ データ管理の達人
・ 印刷をすると、[個人番号]はアスタリスク(*)で印字するよう対応します。入力した[個人番号]を
印字する場合は、以下のプログラムの権限設定において許可されている利用者のみ、[帳票の一括印刷]
画面に追加した[F7/個人番号]ボタン又は[個人番号印字設定]ボタンをクリックして表示される
[個人番号印字設定]画面で[印字する]を選択すると印字できます。
何も印字しない場合は、[F6/印刷項目]ボタンをクリックして表示される[印刷項目の選択]画面において、
[個人番号]のチェックを外します。
※ 帳票画面からの印刷は、権限設定に関係なくアスタリスク(*)で印字します。また、控用は常に空欄となります。
(プログラム)
・ 達人Cube
・ データ管理の達人
本対応に伴い、帳票画面からの印刷時に表示される確認画面に、入力した[個人番号]を印字する場合は
[帳票の一括印刷]画面から行うようコメントを追加します。
・ [帳票の一括印刷]画面-[出力対象]で[ファイル(PDF形式)]を選択している場合、パスワードを
付与できるよう対応します。[設定]ボタンをクリックして表示される[設定]画面でパスワードを設定します。
[個人番号]を含む帳票において[個人番号印字設定]画面で[印字する]を選択している場合は、パスワード
設定が必須となります。
③ データの相互反映
・ 「データ管理の達人」で登録した以下の情報を参照/反映できるよう対応します。
以下のボタンをクリックして反映させます。
(情報/ボタン)
・ 事業者情報/[新規作成/基本情報の登録]画面-[申告情報]タブにある[事業者一覧]ボタン
・ 個人番号/[新規作成/基本情報の登録]画面-[個人情報]タブ-[個人番号]にある[参照]ボタン
・ 個人番号/[家族情報]画面-各[個人番号]にある[参照]ボタン
・ 個人番号/[配偶者、扶養親族控除等]画面-各[個人番号]にある[参照]ボタン
・ 個人番号/[事業専従者の新規登録/変更]画面-[事業専従者個人番号]にある[参照]ボタン
・ 個人番号/「死亡した者の所得税及び復興特別所得税の確定申告書付表(兼相続人の代表者指定届出書)」-
[(3)個人番号]を選択した状態の[F3/参照]ボタン
また、「所得税の達人(平成28年分版)」で登録した情報を「データ管理の達人」に反映もできます。
反映させるときに使用する[F9/マスター更新]ボタンを、[新規作成/基本情報の登録]画面に追加します。
本対応に伴い、達人Cube「顧問先管理」との連携を廃止します。
・ 「データ管理の達人」の個人番号収集データベースの構造に合わせ、[新規作成/基本情報の登録]画面-
[個人情報]タブに[メールアドレス]を追加します。
本追加に伴い、メニューバー[ツール]-[顧問先一覧のエクスポート]において、メールアドレスもエクスポート
するよう変更します。
・ 「データ管理の達人」と「所得税の達人(平成28年分版)」で情報をやり取りする場合に表示される、
以下の画面を追加します。
(画面)
・ 事業者一覧
・ 取込確認
・ 個人番号保有者一覧
・ 個人番号収集目的一覧
・ 「データ管理の達人」から顧問先を選択して、「所得税の達人(平成28年分版)」を起動できるよう対応します。
・ 以下の画面から表示できる[検索(フィルタ)]画面において、「データ管理の達人」の事業者データベースに
登録した事業者情報の以下の項目を参照して検索できるよう、[検索(フィルタ)]画面を[検索]タブと
[高度な検索]タブに分けます。
※ [翌期繰越元の選択]画面は、平成29年1月下旬に提供の予定の「所得税の達人(平成28年分版)」で
対応予定です。
(画面)
・ 開く
・ データ管理
・ 旧プログラムデータのコンバート
(項目)
・ 関与開始日
・ 関与終了日
・ 予備1
・ 予備2
・ 予備3
・ 備考
・ 「データ管理の達人」のセキュリティ設定機能を利用して作成したデータにアクセス権限を設定している場合は、
[新規作成/基本情報の登録]画面-[申告情報]タブ-[個人コード]について、一度確定すると
[新規作成/基本情報の登録]画面では変更できないよう対応します。変更する場合は、[データ管理]画面-
[プロパティ]ボタンから変更します。
2.機能改善による変更
(1) 対応帳票の新規追加
以下の帳票を対応帳票に新規追加します。
(対応帳票)
・ 保険料控除等の明細書
・ 保険料控除等の確認表
・ 所得税申告内容の確認表
本追加に伴い、以下を変更します。
① 保険料控除等の明細書
・ 以下の帳票にツールボタン[保険料控除等明細]を追加します。クリックをすると「保険料控除等の明細書」が
表示されます。
「保険料控除等の明細書」画面にツールボタン[データ取込]がありますので、クリックをすると、第三者作成書類の
「社会保険料等に係る控除証明書等の記載事項」からデータを上書きできます。
(対応帳票)
・ 申告書A 第二表
・ 申告書B 第二表
また、上記対応帳票において、「保険料控除等の明細書」からデータを連動できるよう、[帳票設定]画面に
設定を追加します。
※ 新規データの場合は初期値が[保険料控除等の明細書より転記]を選択しています。既存データは初期値が
[手入力で作成]を選択しています。
② 保険料控除等の確認表
・ 以下の帳票の一部をまとめた「保険料控除等の確認表」を印刷できるようにします。業務メニュー[帳票の一括印刷]
-[その他]タブから印刷します。
[○確認事項]は、[F4/確認事項]ボタンをクリックして表示される[確認事項の登録]画面から変更できます。
(対応帳票)
・ 保険料控除等の明細書
・ 医療費の明細書
③ 所得税申告内容の確認表
・ 以下の画面の一部をまとめた「所得税申告内容の確認表」を印刷できるようにします。業務メニュー[帳票の一括印刷]
-[その他]タブから印刷します。
[○確認事項]は、[F4/確認事項]ボタンをクリックして表示される[確認事項の登録]画面から変更できます。
(対応画面)
・ [新規作成/基本情報の登録]画面-[申告情報]
・ [新規作成/基本情報の登録]画面-[個人情報]
・ [配偶者、扶養親族控除等]画面
(2) 「家内労働者等の事業所得等の所得計算の特例の適用を受ける場合の必要経費の額の計算書」の変更
「家内労働者等の事業所得等の所得計算の特例の適用を受ける場合の必要経費の額の計算書」の[帳票種別]を、
[非連動]から[連動]に変更します。
本変更に伴い、帳票内での連動や、他帳票との連動に対応します。
また、以下の帳票において自動で(特)が表示されるよう対応します。
(対応帳票)
・ 申告書A 第一表
・ 申告書B 第一表
・ 青色申告決算書 一般用 (営業所得用/その他所得用)
(3) [○特例適用条文等]の自動連動
以下の帳票の[○特例適用条文等]を、自動で表示するよう対応します。
(対応帳票)
・ 申告書A 第二表
・ 申告書B 第二表
以下の帳票の適用条件から、表示する文言を判断します。複数適用がある場合は、“その他○件”と表示します。
表示内容に問題がないか必ずご確認ください。
※ 「所得税の達人(平成27年分版)」において[○特例適用条文等]を入力している場合、旧プログラムデータの
コンバートをすると上書き状態(赤色)になります。
(対応帳票)
・ (特定増改築等)住宅借入金等特別控除額の計算明細書 (一面)
・ 政党等寄附金特別控除額の計算明細書
・ 認定NPO法人等寄附金特別控除額の計算明細書
・ 公益社団法人等寄附金特別控除額の計算明細書
・ 家内労働者等の事業所得等の所得計算の特例の適用を受ける場合の必要経費の額の計算書
・ 青色申告決算書(一般用)付表(医師及び歯科医師用) (裏面)
・ 収支内訳書(一般用)付表(医師及び歯科医師用) (裏面)
(4) 翌期繰越機能の停止
「所得税の達人(平成28年分版)」(Ver:1.0.0.0)では、税制や様式が平成27年分のため、翌期繰越ができないよう
機能を停止します。平成29年1月下旬に提供の予定の、平成28年分の税制改正に対応した「所得税の達人(平成28年分版)」
では翌期繰越ができる予定です。
(5) 画面の変更
以下の画面を変更します。
① サイズの変更
・ 以下の画面を拡張します。
また、(※)の画面のみジャンプ機能を追加します。画面上部に追加した入力欄にキーワードを入力して矢印ボタンを
クリックすると、キーワードで検索された顧問先が選択された状態で表示されます。
※ [翌期繰越元の選択]画面(※)は、平成29年1月下旬に提供の予定の「所得税の達人(平成28年分版)」で
対応予定です。
(画面)
・ 開く (※)
・ データ管理
・ データベース管理
・ 旧プログラムデータのコンバート
② リンクの追加
・ 会計ソフトとデータを連動する場合に必要な連動コンポーネントについての説明ページを、
[データのインポート]画面から表示できるようリンクを追加します。
「達人Cube」にログインした状態でリンクをクリックすると、連動できるプログラムの一覧が表示され、
プログラム及びマニュアルをダウンロードできます。
3.その他
(1) 連動コンポーネントについて
平成28年分の税制改正に対応した連動コンポーネント、は平成29年1月下旬に提供の予定です。
(2) 電子申告について
平成28年分の税制改正に対応した電子申告データインポート機能、は平成29年1月下旬に提供の予定です。
今後も、弊社「達人シリーズ」では、皆様からのご要望を心よりお待ちしております。