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株式会社エクシング様(兵庫県)

エクセルによる申告書作成で不便を感じてなかったものの、将来的な後進への引継ぎや業務の平準化を考えれば、誰もが扱いやすい「達人シリーズ」の導入は意義がありました!

プロファイル

株式会社エクシング プロファイル
会社名 株式会社エクシング
URL:https://www.exing.co.jp/
代表者 代表取締役社長 西中 克実
本社所在地 兵庫県尼崎市神崎町12-39
設立年 1960年8月
従業員数 713名(2022年3月31日現在)
事業内容
  • ・ 運輸サービス(危険物輸送、倉庫、校内物流)
  • ・ ファンタックサービス(粘着フィルムによる車両、看板などの企画・デザイン・施工)
  • ・ ソーラーサービス(太陽光発電)
  • ・ タウンサービス(産地直送ギフトなどの販売)


1960年に菱大運輸として創業して以来、危険物輸送のスペシャリスト集団として信頼を集め、1986年には「未知なる可能性(X)に挑戦し続ける(ING)企業」を目指して社名変更したエクシング。
今回は、経理部長の黒上様と、システム管理部主任の甲田様に、「達人シリーズ」導入の経緯やお使いになってのご感想などを伺いました。

御社のご紹介をお願いします。

当社は1960年の会社創立以来、危険物の輸送・保管に関するノウハウを熟知したプロフェッショナル集団として、荷主様の多様なニーズに対応する「安全・迅速・確実」な輸送サービスを提供してきました。お客様の信頼を培いながら、広く全国に物流網を開拓・整備し、今では地元・関西はもとより、東北から九州まで全国に拠点を持つ企業へと成長し、2020年に創業60周年を迎えることができました。
危険物を扱うだけに、安全・安心に対するこだわりは強く、5年間・50万km以上無事故ドライバー「キングスクラブ員」を中心に、ドライバー全員参加により事故防止や輸送品質の向上に取り組んでいます。

「達人シリーズ」の導入を検討された経緯を教えてください。

大規模法人の電子申告義務化がきっかけになります。国税のe-Taxソフトや地方税のPCdeskを利用することも考えましたが、帳票内の計算や別表間の連動ができないため、従来のエクセル環境に比べて作業効率の低下や手入力によるミスも懸念されました。そこで帳票内の計算や別表間の連動ができる「達人シリーズ」の導入を検討しました。

「申告書作成ソフト」のなかでも、「達人シリーズ」を選んでいただけた理由を教えてください。

「申告書作成ソフト」について、インターネットなどを利用して幅広く情報収集するなかで、「達人シリーズ」の存在を知りました。選択の理由としては、NTTグループという社会的な信頼性や、リーズナブルな価格、それまでのエクセル環境と同様に入力画面が申告書のイメージそのままなので、これなら使いやすいだろうと思えたことなどが挙げられます。加えて、申告書の作成から電子申告までトータルに対応できる豊富なソフトがラインナップされていたことも決め手となりました。
減価償却については、以前から他社ソフトを利用していましたが、サポートなどの対応が良くなかったこともあり、「達人シリーズ」(「法人税の達人」「減価償却の達人」「消費税の達人」「内訳概況書の達人」「事業所税の達人」「電子申告の達人」)の導入を決めました。

実際に「達人シリーズ」を使っていただいた感想をお聞かせください。

「申告書作成ソフト」の利用は初めてだったため、導入時にシステムの構築・運用面での戸惑いはあったものの、いざ導入してしまえば、期待していた通り、申告書の作成から電子申告までスムーズに行うことができました。
ただ、税制改正や機能改善の際のアップデート処理が端末ごとに必要なところが少し面倒な点でしょうか。今後はアップデートの処理が親機だけで済み、端末の故障の影響やデータ損失のリスクが少ない「クラウドAP仮想化サーバ」への移行を検討しようと考えています。

「達人シリーズ」による電子申告・電子納税の効果をどのように感じていますか。

そもそも紙ベースでの申告に課題意識がなく、電子申告にメリットを期待していたわけではありませんが、実際にやってみると、オフィスにいながら申告・納税が可能というのはとても便利なものだと感じました。郵送の手間や、税務署や金融機関に納税に行く手間が省けたのはもちろん、コロナ禍の最中だけに外出を避けられたのもありがたかったですね。
特に、当社は全国各地に拠点があり、地方税の納付先も多岐にわたるため、その負担が解消されたのは大きいです。2022年10月からはPay-easy(ペイジー)による電子納税を始めましたが、社会保険なども含めて支払方法を統一でき、非常に便利になりました。

導入後のサポート対応についてはいかがでしょうか。

電話やFAXでのサポートに加え、FAQも充実しており、最近ではサイト上にチャットボットも搭載されるなど、問い合わせの方法が幅広く用意されているのはありたがいですね。まずはFAQを参照するようにしていますが、それでも解決できないときは電話での問い合わせを利用しています。繁忙期や時間帯によっては、つながりにくい場合もありますが、つながりさえすれば迅速で的確な対応をしてもらっているので、とても助かっています。

会計・ERPソフトとのデータ連携についてはいかがでしょうか。

会計システムは「OBIC7」を導入しています。「OBIC7」から「達人シリーズ」へデータ連携できることは知っていますが、各担当部門で処理した会計データをそのまま流用することができないため、今のところデータ連携はしていません。
将来的には、会計データをそのまま「達人シリーズ」へ連携できるよう各担当部門と調整し、さらなる業務効率化を進めていきたいと考えています。

最後に「達人シリーズ」に対する評価を総括していただけますか。

もともと当社の業務に合わせてエクセルでの申告書作成を最適化してきただけに、正直なところ「達人シリーズ」の導入にも前向きではなく、当初は「かえって手間が増えた」と感じていたほどです。しかし、それは担当者がエクセルによるデータ管理に習熟し、税務知識も備えていたからこそできていたことであり、長い目で見れば、いずれ業務を後進に引き継ぐことも考えなければなりません。
将来的な後進への引継ぎや業務の平準化を考えた場合、誰もが扱いやすい「達人シリーズ」の導入によって次世代に向けた環境づくりを実現できたことは、大きな意義があったと思っています。

取材時期:2022年11月

※ 敬称を省略させていただいております。

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