HOME > 導入事例 > 加藤会計事務所

加藤会計事務所様(東京都)

電子申告対応でペーパーレス化を実践

プロファイル

加藤会計事務所 プロファイル
事務所名 加藤会計事務所
URL:http://kato-kaikei.com/
代表者 加藤 慎吾
所在地 東京都中野区
所属 東京税理士会 中野支部
設立年 平成18年
平均年齢 33歳
「達人シリーズ」導入時期 平成18年10月
利用会計ソフト 弥生会計
システム構成 デスクトップパソコン 3台、ノートパソコン 1台、プリンタ 2台


ホームページからの集客を積極的に行い、顧問先を拡大している東京都中野区の加藤会計事務所 加藤 慎吾先生・佐藤 俊之先生に「達人シリーズ」導入の経緯についてお話をお伺いしました。

事務所の特色についてお聞かせください。

税理士 加藤 慎吾先生

税理士 加藤 慎吾先生

加藤-地域密着、自計化、電子申告の組み合わせで、スピーディーな経営判断をサポートできる事務所になることを目標としています。記帳代行メインではなく、記帳指導(自計化)を推進し、毎月の損益確認を翌月10日までに出来るような仕組みづくりをお手伝いしています。当事務所自体がホームページで集客しており、そのノウハウを活かして、WEBコンサルティングも行っています。業務の効率化のためにも電子申告を積極的に活用し、現在は、ほぼ100%実施しています。

「達人シリーズ」導入のポイントと経緯についてお聞かせください。

  • ・ 電子申告の対応が早いこと。
  • ・ 初期コストが圧倒的に安いこと。
  • ・ バージョンアップがダウンロードで出来ること。
  • ・ 会計ソフトに縛られないこと。

加藤-平成18年に事務所を開業する際、いろいろなソフトを比較検討しましたが、初期導入費用がかからないというコストが魅力的でした。あとCD-ROMでプログラムをアップデートするのは面倒だと思っていましたので、プログラムのアップデートがインターネット経由でできることも必須ポイントでしたね。電子申告への対応スピードも気にしていましたが、NTTデータなら対応も早いだろうと思っていました。電子申告は実際に利用してみると、とてもスムーズで大変満足しています。

「達人シリーズ」を利用したご感想をお聞かせください。

税理士 佐藤 俊之先生

税理士 佐藤 俊之先生

加藤-届出関係も電子申告に対応したので、格段に便利になりました。届出書の種類をもっと拡充していただきたいですね。基本的な申告書作成の機能は、特に問題なく行えています。画面も見やすいですし、基本機能としては十分です。さらに対応帳票の充実が進めばもっと使いやすくなると思います。

佐藤-以前に他のシステムを利用していても、違和感なく利用することができました。申告書作成画面が、実際の帳票と同じことが、移行の際の違和感を和らげているのだと思います。データ連動に関しては、弥生会計から「内訳概況書の達人」へ概況書のデータを取り込めるので非常に便利ですね。

加藤-もう業務はすべて”達人”に集約してしまっているので、まず「達人Cube」にログインしないと業務にならないですね。「達人Cube」にログインして、最初に顧客情報を入力しておけば、すべての申告書に顧客情報を反映させることができますし、顧客情報に変更があっても、いちいち申告書のすべてを修正しなくても反映させることができるので効率的ですね。

佐藤-「達人Cube」にログインしておけば、税率表や減価償却の耐用年数表なども参照できるのでいいですね。

製品名 年間利用料
申告書作成ソフト 法人税の達人 Pro ダウンロード版 55,900円
減価償却の達人 Pro ダウンロード版 51,900円
消費税の達人 Pro ダウンロード版 31,900円
内訳概況書の達人 Pro ダウンロード版 39,900円
所得税の達人 Pro ダウンロード版 51,900円
年調・法定調書の達人 Pro ダウンロード版 39,900円
相続税の達人 Pro ダウンロード版 39,900円
財産評価の達人 Pro ダウンロード版 39,900円
申請・届出書の達人 Pro ダウンロード版 33,900円
連結納税の達人[連結処理用] Pro ダウンロード版 142,800円
連結納税の達人[個社処理用] Pro ダウンロード版 56,100円
データ管理の達人 Pro ダウンロード版 49,800円
電子申告の達人 Pro ダウンロード版 36,000円
達人Cube 仮想化対策 (月額9,500円×12か月)114,000円
追加10アカウント(合計15アカウント) (月額4,750円×12か月)57,000円
年間利用料金合計 840,800円
  • ※ 表示価格は税抜きです。
  • ※ 契約内容および製品の金額は2020年7月末現在のものです。

電子申告の取り組みについてお聞かせください。

加藤-事務所としては、電子申告をやることが前提になっています。

顧問先の経営者の方も若い方が多いということもあるでしょうが、電子申告で申告することを拒否されたことはないですね。

佐藤-まずご契約の段階で電子申告を行うことの”同意書”をもらいます。電子申告によってサインがいらなくなったので、月末に署名の時間を取られなくなったのは大きいですね。

電子申告の対応によって得られたメリットをお聞かせください。

加藤-事務所内のペーパーレス化です。

事務所内にはほとんど紙が残りません。印刷するのはお客様に渡すものだけですね。電子文書と紙文書を一元管理するDocuWorksというソフトを利用しているのですが、電子申告との組み合わせが非常に相性がよく、ペーパーレス化ができています。電子申告をはじめるともう紙申告には戻れないですね。

佐藤-なるべく紙を使わないようにするため、1人3台の画面の大きなマルチディスプレイで作業を行っています。

ディスプレイが1つの場合、印刷した書類などで確認作業を行うと、目線が上下に動き作業の効率が悪くなりますが、申告書をスキャナで読み取りDocuWorksで保存して、2つの画面を利用すれば、目線を横に移動するだけで確認することができ作業効率が大幅にアップします。

加藤-「決算駆け込みセンター」という飛び込み決算専門のホームページ(http://www.e-kessan.net/)も開設しているので、飛び込みの決算が何社かありますが、電子申告がすごく効果を発揮します。契約した段階で、すぐに電子申告の開始届出を提出し、その後は、メールでやり取りしながら、決算作業を進め、出来上がったら、添付ファイルで送付し確認してもらいます。決算駆け込みセンターというくらいですから依頼されるのも申告時期がギリギリの場合が多いので電子申告が向いています。

顧問先の拡大方法についてお聞かせください。

加藤-現在ホームページを4つ公開しています。加藤会計事務所オリジナルページ、飛び込み決算専門、医院専門、そして私のブログですね。

今のご契約していただいている顧問先のほとんどがホームページからのお問い合わせがきっかけです。

お問い合わせがしやすいように、すべてのページに”お問い合わせフォーム”用意しているので、そこからの問い合わせだったり、会計事務所としては珍しいと思いますが、事務所への電話はフリーダイヤルなので直接電話がかかってくることが多いですね。ホームページからのお問い合わせの件数は月に15件くらいです。事務所の特色である”地域密着”をアピールするためにGoogleなどの検索で”中野区 税理士”で上位に表示されるようにSEO対策をしたり、相互リンクでページのランクを上げるように行っています。

またブログにも気を使っていますね。

初めは何も考えずに”ブログをやれば何かいいらしい”という素人考えではじめましたが、今は営業ツールとしても使っています。記事を書いておくことで事務所のことや私の人となりをブログの文章から読み取ってくれますので、会う前に大体のことをわかってくれている。それは大きいですね。新規のお客様だけでなく、意外と顧問先の方にも読まれているようです。もう辞められなくなってしまいましたね。

税務に関する情報などはどのように入手されていますか?

加藤-通常の書籍、セミナーなどの他、ネット上の情報サービスである、税務通信データベース(https://member.zeiken.co.jp/Zeiken/)やTAINS(https://www.tains.org/)などを良く利用します。また、大きな事務所ですと事務所内で問題が解決してしまうことが多いと思いますが、小さな事務所では情報が不足しがちですので、税法と、税法関連業務についての情報を交換するためにメーリングリストに参加しています。このメーリングリストはレベルが高く、ほとんど税務に関する話題が中心ですので、大変刺激を受けています。

今後目指す方向性についてお聞かせください。

加藤-料金を下げれば顧問先は増えると思いますが、あまり拡大戦略は考えておらず、あくまでも目の届く範囲内というのが基本ですね。ネットで集客していると、ほぼ合見積され、価格競争に巻き込まれます。この流れは、これから益々強まっていくとは思いますが、より業務を効率化して、単価が低くても利益が出るように経営努力が必要な時代なんでしょう。

特に記帳は、海外の仕訳入力専門会社などを使って、安くアウトソーシングしたり、会計事務所はなるべく作業をしないで、判断業務に比重を置くようにしないといけないと思います。また、若い経営者からは、自社で記帳できるように指導して欲しいという相談を多く受けますので、お客様主導の自計化が徐々に進んでいくものと予想します。

また、小規模のお客様の場合、税務で、ものすごくお役に立てる機会は、あまり多くありません。そのため他の税理士との差がない場合も多く、そうなると価格競争に巻き込まれます。ですので、少しでも事務所の特色を出せるといいですね。資金繰り、マーケティングなど何でも良いとは思うのですが、自分の得意分野を持つことですね。税理士だから税務だけではなく、一つでも多くお客様の役に立つことを提供できれば最高です。

取材時期:2008年8月

※ 敬称を省略させていただいております。

導入事例のトップに戻る

このページのトップへ