「年調・法定調書の達人(平成27年分版)」提供予定日のお知らせ
2015.10.24


日頃、「達人シリーズ」をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
「年調・法定調書の達人(平成27年分版)」の提供予定日が決定しましたので、お知らせいたします。
本製品では、最新の税制改正に対応するだけでなく、新たな機能改善も予定しています。
公開製品バージョン
年調・法定調書の達人(平成27年分版)プロダクトバージョン(1.0.0.0) / メンテナンスバージョン(1.00.0000)
※データベースを新規作成する必要があります。
提供予定日
平成27年11月下旬
1.税制改正による変更
(1) 帳票の新様式への対応 以下の帳票の新様式に対応します。
(対応帳票)
・ 給与所得に対する源泉徴収簿(一人別徴収簿)
・ 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書
・ 給与所得の源泉徴収票等の法定調書合計表
・ 配当、剰余金の分配及び基金利息の支払調書合計表
・ 非居住者等に支払われる給与、報酬、年金及び賞金の支払調書合計表
(2) 演算式の変更 以下の帳票の演算式を変更し、年度による分岐を削除します。
① 給与所得に対する源泉徴収簿(一人別徴収簿) ・ [①給料・手当等]において、申告年度が平成26年度の場合のみ対応した、[非課税となる通勤手当]を
引く演算式を削除します。
本削除に伴い、「年末調整欄」も同様の対応をします。
② 退職所得の源泉徴収票・特別徴収票 ・ 申告年度が平成27年度以降の場合のみ対応した、[所得税法第201条第1項第1号並びに地方税法第50条の6
第1項第1号及び第328条の6第1項第1号適用分]-[源泉徴収税額(下段)]に“課税退職所得金額4,000万円
以上(所得税率45%、控除額4,796,000円)”という条件を追加した演算式を削除します。
③ 年末調整データ総括表 ・ 申告年度が平成26年度で社員のうち一人でも[非課税となる通勤手当]がある場合のみ対応した、[(内)
前職分]を2段書きにして[(内)非課税となる通勤手当(4月~10月分)]を表示する変更を削除します。
④ 年末調整データ一覧表 ・ 申告年度が平成26年度で社員のうち一人でも[非課税となる通勤手当]がある場合のみ対応した、[(内)
前職分]を2段書きにして[(内)非課税となる通勤手当(4月~10月分)]を表示する変更を削除します。
(3) 画面の追加/変更/削除 以下の画面を追加/変更/削除します。
① 住宅借入金等特別控除額 ・ 「給与所得に対する源泉徴収簿(一人別徴収簿)」⑳をダブルクリックして表示される[住宅借入金等特別
控除額]画面において、[特別控除区分(1回目)(2回目)]の区分内容を変更します。
・ [特定取得(1回目)(2回目)]を追加します。本追加に伴い、「給与所得の源泉徴収票(全国版)」-
[(摘要)居住開始年月日]の演算式を変更します。
② 非課税となる通勤手当 ・ 「(1)帳票の新様式への対応」に伴い、「給与所得に対する源泉徴収簿(一人別徴収簿)」-[非課税とな
る通勤手当]をダブルクリックして表示された[非課税となる通勤手当]画面を削除します。
③ 特別徴収税額通知の受取方法 ・ 「給与支払報告書(総括表)」にツールボタン[税額通知の受取方法]を追加し、クリックして表示される
[特別徴収税額通知の受取方法]画面を追加します。
④ 提出媒体選択 ・ 以下の帳票の該当項目をダブルクリックして表示される[提出媒体選択]画面において、[11:MT][12:
CMT]を削除します。
(対応帳票/項目)
・ 給与所得の源泉徴収票等の法定調書合計表/1給与、2退職、3報酬、4使用、5譲受、6斡旋
・ 配当、剰余金の分配及び基金利息の支払調書合計表/提出媒体
・ 非居住者等に支払われる給与、報酬、年金及び賞金の支払調書合計表/提出媒体
⑤ 翌年以降送付要否選択 ・ 「給与所得の源泉徴収票等の法定調書合計表」-[翌年以降送付要否]をダブルクリックして表示された
[翌年以降送付要否選択]画面を様式変更に伴い、[翌年以降送付]をダブルクリックして表示される
[翌年以降送付]画面に変更します。
送付が必要ない場合のみ、[否]をクリックしてチェックを付けます。
(4) 印刷の対応 平成27年12月31日までに提出する分の「配当、剰余金の分配及び基金利息の支払調書合計表」を、印刷のみできる
よう対応します。
本対応に伴い、帳票画面上のツールボタン[印刷]をクリックして表示される[印刷様式の選択]画面を追加しま
す。[印刷様式の選択]画面で様式を選択します。
2.機能改善による変更
(1) 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書の年分追加 「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」において、本年分も作成できるよう対応します。
本対応に伴い、以下を変更します。
① 対応帳票の新規追加 ・ 本年分の「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」を対応帳票に新規追加します。
「年調・法定調書の達人(平成27年分版)」(Ver:1.0.0.0)では、平成27年分と平成28年分の「給与所得者
の扶養控除等(異動)申告書」を作成できるようになります。翌年(平成28年)分の「給与所得者の扶養控除等
(異動)申告書」は、一番右のタブをクリックすると表示できます。
② 演算式の変更 ・ 本年(平成27年)分の「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」で入力した内容を、翌年(平成28年)分
の「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」に連動するよう変更します。
本変更に伴い、本年(平成27年)分の「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」でのみ社員情報の取り込みが
できるよう変更し、翌年(平成28年)分の「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」は全て自動連動項目に変
更します。
③ 画面の追加 ・ 以下の入力欄にカーソルがある場合、[F3/参照]ボタンをクリックして表示される[控除対象者一覧]画面を
追加します。
控除対象者をクリックして選択すると、氏名だけでなく住所又は居所なども帳票上に反映できます。
④ 業務エラーチェックの対応(Professional Edition/Standard Edition限定) ・ Professional EditionとStandard Edition限定の機能である業務エラーチェックにおいて、本年(平成27年)分の
「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」と、翌年(平成28年)分の「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」
の[C 障害者、寡婦、寡夫又は勤労学生]が異なる場合エラーとなる、不一致エラーチェックを追加します。
⑤ 翌期繰越の対応 ・ 翌期繰越した場合、「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」にデータを繰り越すよう対応します。
(2) 源泉徴収簿の基礎となる給与明細表の変更 「源泉徴収簿の基礎となる給与明細表」を常に表示するのではなく、任意に表示するよう変更します。
本変更に伴い、以下を変更します。
① 新規作成/基本情報の登録 ・ [新規作成/基本情報の登録]画面-[基本情報]タブに[源泉徴収簿の基礎となる給与明細表の作成]を追加
します。チェックを付けると、「源泉徴収簿の基礎となる給与明細表」を作成できます。
※ 「年調・法定調書の達人(平成26年分版)」において「源泉徴収簿の基礎となる給与明細表」を作成していた
場合、旧プログラムデータのコンバートをすると自動でチェックが付きます。
② 位置の変更 ・ 業務メニュー[給与所得の源泉徴収票等の作成]をクリックして表示される帳票の入力画面において、一番左に
表示するよう変更します。
また、帳票切り替えタブを[給与の明細表]に変更します。
③ ツールボタン[取り込み]の表示の変更 ・ 上記「①新規作成/基本情報の登録」においてチェックを付けていない場合、「給与所得に対する源泉徴収簿
(一人別徴収簿)」の入力画面のツールボタン[取り込み]を表示しないよう変更します。
(3) 帳票の新様式への対応 「税務代理権限証書(平成26年7月1日以降提出用)」を「税務代理権限証書(平成27年7月1日以降提出用)」に変更し、
新様式に対応します。
※ 旧プログラムデータのコンバートをすると、旧様式から新様式にデータが取り込まれます。
(4) 連動項目 法人個人区分が法人の場合のみ、「税務代理権限証書」の[依頼者]-[氏名又は名称]において、[新規作成/基本情報
の登録]画面-[会社情報]タブ-[代表者名][(役職)]を表示するよう変更します。
本変更に伴い、文字数を全角53文字に拡張します。
※ [代表者名]又は[役職名]のどちらかのみの入力では表示されません。
※ 電子申告の場合の[氏名又は名称]は全角30文字までですので、ご注意ください。
(5) 達人Cubeデータベース機能からの反映情報の変更 [税理士一覧]画面から反映する種別を、“補助税理士”から“所属税理士”に変更します。
本変更に伴い、「税務代理権限証書」から[税理士一覧]画面を表示する場合に表示される確認画面を削除します。
3.その他
(1) 電子申告について 本製品に対応した電子申告データインポート機能(国税)もあわせて提供いたします。「配当、剰余金の分配及び基金利息
の支払調書」「配当、剰余金の分配及び基金利息の支払調書合計表」「給与所得・退職所得等の所得税徴収高計算書(一般
用/納期特例用)」は「年調・法定調書の達人(平成27年分版)」で作成して、電子申告できます。
それ以外の国税の帳票に対応した電子申告データインポート機能と、地方税の電子申告データインポート機能は、12月下旬
以降ダウンロード可能予定です。
今後も、弊社「達人シリーズ」では、皆様からのご要望を心よりお待ちしております。