グループ通算への転換をスムーズに実現し、申告関連の業務負担を大幅に軽減。
| 法人名 | ONE GROUP株式会社 URL:https://1group.co.jp |
|---|---|
| 代表者 | 代表取締役社長 田中 文彦 |
| 本社所在地 | 大阪府東大阪市川俣1-1-41 ルクスビル6F |
| 設立年 | 1976年9月 |
| 従業員数 | 38名(単体)、561名(連結) |
| グループ会社 | 海外子会社含め9社 |
| 事業内容 | 機械部品(歯車、自動車部品など)製造業 |
それぞれ個性ある中小製造業をグループ化して「中小企業連合」を形成することで、経営の安定化とともに協業による企業価値向上を追求するONE GROUP。今回は、同社の経営管理本部で経理や税務を担う中村様、佐々木様、沈様に、「達人シリーズ」を導入いただいた経緯や、お使いになったご感想などについて、販売代理店である株式会社デジタルの上野様同席のもとに伺いました。
ONE GROUP株式会社
経営管理本部 コーポレートアカウンティング部
次長 中村様
(ファイナンス課 課長 兼務)
アカウンティング課
課長 佐々木様
税務グループ
グループリーダー 沈様
当社が本社を構える東大阪には、超精密な歯車やネジ、金属部品などの「モノづくり」を強みとする中小企業が多数存在しています。それぞれ世界に通用する技術力を持ちながら、単品ビジネスでは経営の安定性に欠けるという課題を抱えていましたが、現社名の通り“1つのグループ”になることで事業の多角化と経営資源の集約を可能にし、持続的な成長を実現できると考えました。そこで、「世界一の中小企業連合を創る」という方針のもと、積極的なM&Aによってグループ化を推進した結果、今では海外も含めて9社の連結子会社を有する企業グループへと成長し、株式の上場も果たしました。
少子高齢化による後継者不足や原料価格の高騰など、中小製造業を取り巻く環境は厳しいものがありますが、当社グループは経営安定化による「社員の幸福」を重視することで、グループ各社が持つオンリーワンの技術力をさらに磨き、そして融合させ、お客様や社会の進歩に貢献していきたいと考えています。
導入以前は、グループ各社が個別に税理士事務所へ申告業務を依頼していました。持株会社としてグループを統括する当社自身も、申告書の作成から申告の手続きまでを顧問税理士にお願いしつつ、法人税申告書の「別表四」「別表五」については、税効果を計算するためExcelで内製していました。
2021年6月の株式上場を機に、体制整備の一環として経理や税務の統合・内製化を進める中で、2022年5月に「法人税の達人」「内訳概況書の達人」「減価償却の達人」「データ管理の達人」を導入。当社が「達人シリーズ」でグループ各社の申告書を作成し、そのチェックと申告は顧問税理士に一本化する形にしました。
上場企業としての税務体制を整備・強化するには、税理士事務所とのデータ共有など連携強化が欠かせません。そのため、申告書作成ソフトなどの業務環境も共通であることが望ましいと考え、顧問税理士が利用していた「達人シリーズ」が候補に挙がりました。
「達人シリーズ」は、当社で導入している「奉行シリーズ」とデータ連動が可能なうえ、担当者が前職で使用経験もあり、操作性の良さや機能の充実を実感していました。そこで、「達人シリーズ」の無料体験版を利用して、関係者に使い勝手の良さを説明し、導入が決定しました。
「達人シリーズ」導入1年目は、「法人税の達人」で各社ごとに申告を行いましたが、税制改正によって連結納税制度がグループ通算制度に移行したタイミングで、同制度を導入することにしました。
新しい制度のため、不安もありましたが、顧問税理士も「グループ通算の達人」を導入していたことで、想像以上にスムーズに対応することができました。
グループ各社に「達人シリーズ」のデータエクスポート機能で出力したExcelの雛形を提供して、内訳書のデータを入力してもらい、当社でデータを統合して申告書を作成。その上で顧問税理士に検証と申告を依頼する仕組みを構築しました。「奉行シリーズ」からのデータ連動による効果もあわせて、1社に1週間ほどかかっていた申告書の作成が2~3日で済むようになり、大幅な作業時間の削減につながっています。
また、「別表四」「別表五」については、以前から内製していたExcelの計算式が複雑で、時に計算が合わないなど苦労していましたが、「達人シリーズ」を使うことでミスなく作成でき、データを顧問税理士と共有できるため、非常に効率的だと感じています。
「達人シリーズ」全般を通じて感じるのは、入力画面が帳票そのままのイメージなので、どこに何を入力すればよいかが直感的に分かることです。また、入力してはいけない項目にはブロックがかかっているので、誤入力の心配もなく、安心して利用できます。そのため、初めて「達人シリーズ」を使う場合はもちろん、申告書作成ソフト自体を利用したことがない場合でも容易に作業できると思います。
加えて、税制改正などによるルール変更をタイムリーに反映してもらえるので助かっています。最近でもインボイス制度に関連して消費税の扱いが変更されましたが、スピーディーに対応いただけて、こちらも迷うことなく対応できました。
「減価償却の達人」は、通常の償却計算はもちろん、特別償却など専門知識を要する処理にも対応できるため、担当者の負荷軽減や人的ミスの削減につながっています。
当社グループには登録資産数が千件を超える企業もあり、固定資産の棚卸には膨大な労力がかかっていましたが、「減価償却の達人」で固定資産台帳を作成することで効率化できました。また、減価償却を次期に繰越した場合の金額も即座に計算でき、取得予定の新規設備を含めた償却費のシミュレーションも可能なので、複数パターンを作成・比較して予算を検討するなど、幅広く活用しています。
現在、償却資産税の電子申告に向けて準備を進めており、従来の紙での申告と比べて作業時間が半減できるものと期待しています。
販売代理店のデジタルさんには、導入検討時がコロナ禍だったにもかかわらず、大阪市内から離れた当社オフィスまで来て、デモも交えつつ丁寧に説明してもらえ、非常に満足できる対応でしたので、ここなら任せられると考え、契約しました。
翌年に「グループ通算の達人」を導入する際も、オンラインを駆使して迅速に対応いただけ、見積や契約に関する質問に対しても丁寧に回答してもらえ、とてもありがたかったです。
その後も制度変更への対応や機能のアップデートなど、重要事項についてはメールできめ細かくお知らせいただいており、プログラムの更新漏れもなく非常に助かっています。
サポート体制として、ヘルプデスクやFAQ、マニュアルなどが充実しており、とても満足しています。特にヘルプデスクは、専門知識がある方に丁寧に対応いただける点に大きなメリットを感じており、よく利用しています。例えば別表間のデータ連動など、わかりにくい点についても電話で問い合わせ、すぐにこちらの疑問を察してもらえるので、解決までが非常にスピーディーな印象です。
また、オンライン税務サービス「達人Cube」によるサポートも活用しています。セミナーなども紹介されるので、気になる話題があれば参加してみたいと思っています。
グループ各社や顧問税理士と共通の業務環境を整備することで、データの収集・共有も容易になり、グループ内の税務を一括管理するための業務負担を大幅に軽減できました。
また、日頃から販売代理店のデジタルさんには、新サービスのご紹介や、迅速で丁寧なサポートもいただいているので安心して「達人シリーズ」を利用することができています。
今後もグループ経営を強化するためのツールとして「達人シリーズ」を活用していきたいと思います。
取材時期:2025年11月 取材協力:株式会社デジタル
※ 敬称を省略させていただいております。