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5.グループ通算制度の導入可否の判断ポイント

(1)既に連結納税制度を採用している連結グループがグループ通算制度へ移行するか否かの主な判断ポイントは以下のとおりです。

主な判断
ポイント
グループ通算制度に
移行
単体納税制度に
戻る
①損益通算や欠損金の通算の効果は引き続き期待できるか? 期待できる 期待できない
②試験研究費の税額控除や外国税額控除の恩恵があるか? 恩恵あり 恩恵なし
③事務作業やコスト面について負担感を感じるか? 感じない 感じる
④連結親法人の欠損金の持込(経過措置)の恩恵があるか? 恩恵あり 恩恵なし
⑤通算グループ内に大法人が無く、中小の特例の適用が受けられるか? 受けられる 受けられない
⑥単体納税制度に戻る場合に繰延税金資産の取崩しが想定されるか? 想定される 想定されない
⑦M&A等による加入時において時価評価や欠損金の切捨てが生じるか? 生じない 生じる

(2)単体納税を採用している法人がグループ通算制度へ移行するか否かの主な判断基準は以下のとおりです。

主な判断
ポイント
グループ通算制度に
移行
単体納税制度の
まま
①損益通算や欠損金の通算の効果は期待できるか? 期待できる 期待できない
②試験研究費の税額控除や外国税額控除の恩恵があるか? 恩恵あり 恩恵なし
③事務作業やコスト面について負担感を感じるか? 感じない 感じる
④通算グループ内に大法人が無く、中小の特例の適用が受けられるか? 受けられる 受けられない
⑤開始時に時価評価や欠損金の切捨てが生じるか? 生じない 生じる
⑥M&Aによる加入時において時価評価や欠損金の切捨てが生じるか? 生じない 生じる

執筆協力:朝日税理士法人

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6.適用開始

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